新卒1ヶ月で辞めたいのは甘え?判断基準を解説

退職
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※この記事は私自身の経験をもとに、新卒の方向けにリサーチした情報を加えて書いています。

「新卒で入社してまだ1ヶ月なのに、もう辞めたい」
そう感じて、この記事を開いたのではないでしょうか。

「甘えかもしれない」「みんな最初はこんなものかもしれない」
そう思いながらも、毎晩「本当にこの会社でいいのか」と考えてしまう。

先に伝えたいことがあります。
それは、あなただけの感覚ではないということです。
実際、新卒3年未満で辞めた人の約3割が、入社1ヶ月未満の時点でもう退職を意識していたというデータもあります。

この記事でわかること

  • 新卒1ヶ月で「辞めたい」と感じる人がどれくらいいるか
  • それが甘えなのか、判断するための基準
  • 辞める場合に知っておきたい実務と転職への影響
  • 私自身の経験

新卒1ヶ月で「辞めたい」と思うのは、珍しいことじゃない

ある民間調査(スタッフサービス・ホールディングス、2025年6月・706人対象)によると、新卒で就職した会社を3年未満で退職した人のうち、約3割が「入社1ヶ月未満」の時点で退職を意識し始めていたことがわかっています。

「辞めようかな」と思ったきっかけとして多かったのは、次のような場面でした。

「辞めようかな」と思った場面

  • オフィス内の職場環境や雰囲気を知った時
  • オリエンテーション・研修の内容に失望した時
  • 所属部署に着任した時(例:パソコンも仕事もなく「座ってろ」と言われた等)
  • 残業や休日出勤をしなければならなかった時

つまり、「入社してすぐに違和感を感じる」ことは、あなただけの特別な弱さではなく、多くの新卒が経験していることだとわかります。

それは「甘え」なのか、判断するための基準

「甘えかどうか」を考える前に、まず確認してほしいことがあります。
それは、「慣れの問題」なのか「心身の限界・ハラスメント」なのかという切り分けです。

「慣れの問題」の可能性が高いサイン

  • 業務にまだ慣れておらず、単純に不安が大きい
  • 職場の人間関係がまだ手探り状態
  • 研修が終わっていない、または本格的な業務にまだ入っていない

これらは、3ヶ月・半年と時間が経つにつれて変化する可能性があるものです。

「環境そのものが合わない」可能性が高いサイン

  • 心身に明らかな不調(眠れない、食欲がない、涙が止まらない等)が出ている
  • 上司や先輩からの叱責が日常的で、改善の見込みがない
  • 入社前に説明された内容と、実際の業務・待遇が大きく異なる

これらのサインがある場合は、「もう少し頑張ってみよう」ではなく、環境を変える判断を優先してほしいと思います。

辞めると決めた場合に知っておきたいこと

法律上は2週間前の申し出で退職できる

法律上、退職の意思を伝えてから2週間経てば、会社の合意がなくても退職できます。
就業規則で「1ヶ月前まで」などと定められている場合もありますが、法律上の最低ラインは2週間です。

転職では「1ヶ月で辞めた」という事実は残る

正直に伝えておきたいことがあります。
新卒1ヶ月での退職は、次の転職活動で不利に働くことがあります。
「早期離職を繰り返すのでは」という懸念を持たれやすいからです。

ただし、第二新卒やポテンシャル採用の枠は年々広がっていて、早期離職そのものが転職を不可能にするわけではありません。
面接では、退職理由を「会社への批判」ではなく「自分にとって必要な判断だった」として、冷静に説明できるかどうかが重要なポイントになります。

空白期間は1〜2ヶ月程度なら大きな問題になりにくい

退職後すぐに転職先が決まらなくても、空白期間が1〜2ヶ月程度であれば、大きな問題にはなりにくいものです。
焦って次の会社を決める前に、一度立ち止まって考える時間を持つことも選択肢の一つです。

私自身の経験

私は新卒入社ではなく、アルバイトから正社員になった会社で働いていました。
それでも、正社員になって早い時期に「この会社、もう辞めたいかもしれない」と思ったことがあります。

きっかけは、正社員になった直後に任された業務の量でした。
アルバイトの頃と同じ職場なのに、求められる責任の重さが一気に変わって、「ついていけていない」という焦りが毎日ありました。
周りは当たり前のようにこなしているのに、自分だけが追いついていない感覚がありました。

新卒の方が感じる「配属先とのギャップ」や「同期との比較」とは、状況が少し違うかもしれません。
それでも、「まだ始めたばかりなのに、もう辞めたいと思ってしまう自分はおかしいのか」という感覚は、共通するものがあると思っています。

今振り返って思うのは、「期間の短さ」よりも「その違和感が慣れで消えるものかどうか」を見極める方が大事だったということです。

よくある質問

Q
新卒1ヶ月で辞めるのは非常識ですか?
A

非常識ではありません。
調査データでも、新卒3年未満で辞めた人の約3割が入社1ヶ月未満で退職を意識していたとされています。
珍しいことではありません。

Q
新卒1ヶ月で辞めたら履歴書にはどう書けばいいですか?
A

期間が短くても、職歴としてそのまま記載するのが基本です。
社会保険の手続き等から前職の記録が伝わる可能性もあるため、隠さずに書くことをおすすめします。

Q
新卒1ヶ月で辞めても転職エージェントは使えますか?
A

使えます。
早期離職を専門にサポートしているエージェントもあるので、一人で抱え込まずに相談してみることをおすすめします。

まとめ

  • 新卒1ヶ月で「辞めたい」と感じるのは珍しいことではなく、約3割が同じ時期に退職を意識している
  • 「慣れの問題」か「環境そのものが合わない」かを切り分けて考えることが大切
  • 心身に明らかな不調がある場合は、環境を変える判断を優先していい
  • 法律上は2週間前の申し出で退職できる
  • 転職では不利に働くこともあるが、第二新卒枠等でチャンスは十分にある
  • 空白期間は1〜2ヶ月程度なら大きな問題になりにくい

私自身は新卒入社ではありませんが、早い時期に「辞めたい」と感じた経験から、この気持ちが決して珍しいものではないと感じています。

「甘えかどうか」で悩む前に、まず自分の状態を確認してみてください。


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【参考資料】
・スタッフサービス・ホールディングス「新卒入社1ヶ月未満で”辞めようかな”──早期離職を決めた若者たちの本音」

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