※本記事は筆者の実体験をもとに作成しています。
心身に不調を感じている場合は、医療機関や専門家へのご相談をおすすめします。
個人差があるため、本記事の内容が全ての方に当てはまるわけではありません。
「仕事辞めたい。でも、これって甘えなのかな。」
日曜日の夜、そんなことを考えながら眠れない夜が続いていませんか。
「みんなもきつい」
「もう少し頑張れば大丈夫」
そう思いながら自分の「しんどい」を後回しにしていると、気づかないうちに、もう限界の手前まで来ていることがあります。
私がそうでした。
毎朝、胸がバクバクしていました。
でも「甘えじゃないか」と思って、誰にも言えませんでした。
体に症状が出るまで、ずっと。
この記事は、「仕事辞めたい」と「でも甘えかもしれない」のあいだで揺れている方に向けて書きました。
正解を押しつけるつもりはありません。
ただ、同じ場所にいた人間の話として読んでいただけたら嬉しいです。

この記事でわかること
- 「甘えかどうか分からない」と思ってしまう理由
- 体に症状が出るまで気づけなかった私の体験談
- 「仕事辞めたい 体の症状」が続いているなら確認してほしいこと
- 自分の状態を正直に見るための3つの問いかけ
「甘えかもしれない」と思ってしまうのは、あなたが真面目だからかもしれません
「仕事辞めたい」と思うたびに、こんな声が頭の中から聞こえてきませんか。
- 「みんなもっとつらい環境で頑張ってる」
- 「まだ〇年しかいないのに」
- 「はっきりした理由がないのに辞めるなんて」
- 「自分が弱いだけかもしれない」
このループは、責任感が強くて真面目な人ほど抜け出しにくいです。
自分の「しんどい」という感覚を、つい後回しにしてしまう。
そうやって先延ばしにしているうちに、ずいぶん遠いところまで来てしまうことがあります。
実は、「甘えかどうか」という問いかけ自体が、自分をいちばん追い詰めているかもしれないのです。
「甘えかな」と思いながら、毎朝動悸が出ていた話
私はコールセンターで正社員として働いていました。
正社員になれた安心感と同時に、「休んではいけない」というプレッシャーが生まれました。
誰かに言われたわけではありませんでした。
自分の中から、静かに湧いてきていました。
「正社員なんだから、当日に休んだら迷惑をかける。」
そう思って、自分で自分を縛っていました。
最初は小さな違和感でした。
「なんか朝、胸がバクバクするな。」
でもそれだけでした。
毎日続きましたが、「少し疲れているだけ」と思い続けました。
当時の朝の状態(今思うと限界のサインでした)
- 家を出る前に体が熱くなる
- 胸がどきどきして、足が重い
- 職場では普通を装っていた
- 家に帰っても「明日も仕事だ」と思うと気持ちが緩まない
- 楽しいことを楽しいと感じにくくなっていた
それでも私は「みんなもきつい。自分だけが弱いわけじゃない」と思って、動悸のことを誰にも話せませんでした。
「これが甘えじゃないか、と思われるのが怖かった」というより、「甘えかもしれないと自分自身が思っていた」から、言い出せませんでした。
限界になったのは、「今日は行きたくない」という気持ちがピークになったある朝です。
一人でオンライン診療を受け、休職が決まりました。
そのとき最初に思ったのは「甘えじゃなかった」ではありませんでした。
「やっと、合法で休める。」
それだけでした。
今振り返ると、体がサインを出していたのに、自分を「甘え」と責め続けることで、そのサインを何度も無視していました。
仕事辞めたい気持ちが「甘えではない」と思えるかもしれない3つのこと
「はっきりした理由がない」からこそ、長く積み重なってきた本音かもしれません
「パワハラがあるわけでも、給料が極端に低いわけでもない。
なんとなく合わない気がするだけ。こんな理由で辞めるのは甘えかな。」
そう感じている方は多いのではないでしょうか。
でも、「なんとなく合わない」という感覚は、小さな違和感がゆっくりと積み重なってきたものであることが多いです。
言語化しにくいぶん、むしろ長い時間をかけて体と心が出してきたサインかもしれません。
実際、マイナビ転職の調査では、働く人の71%が「仕事を辞めたいと思ったことがある」と回答しています。
「こんな気持ちを持っているのは自分だけかも」と感じているなら、その孤独な感覚を少し手放してみてほしいです。
体に症状が出ているなら、「弱さ」ではなく体が正直なだけです
こんな症状が続いているなら、体がSOSを出しているサインかもしれません。
- 出勤前に動悸や腹痛が出る
- 眠れない、または眠っても疲れが取れない
- 休日なのに仕事のことが頭から離れない
- 楽しめていたことが楽しめなくなってきた
体が反応しているのは「根性がない」からではありません。
心が無理をしているとき、体はサインを出します。
そのサインを「甘え」と片づけて無視し続けると、回復に時間がかかることがあります。
私はそのサインを何ヶ月も無視しました。
もし早くに気づけていたら、もう少し違う選択ができたかもしれないと今でも思います。
「石の上にも三年」は、今の転職市場には当てはまらないことが多くなっています
厚生労働省の調査によると、就職後3年以内の離職率は、新規大学卒就職者が34.9%にのぼります。
「3年我慢するのが当然」という価値観の中で育ってきた方も多いと思いますが、実際には3人に1人以上が3年以内に離職しています。
「3年続けること」を目標にする前に、今の自分の状態を見ることのほうが大切かもしれません。
「辞めるべきか」より先に、今の自分に聞いてみてほしいこと
辞めるか続けるかの答えを急いで出す必要はありません。
ただ、今の自分を正直に見るために、この3つを試してみてください。
「甘えかな」と自分を責めていた私が、今思うこと
あの頃の私には、「診断書がないと休む資格がない」という感覚がありました。
体がバクバクしていても、
毎朝苦しくても、
それだけでは休む理由にならないと思っていました。
でも今は、そうは思っていません。
苦しいと感じた時点で、それはもう十分なサインです。
「甘えかどうか」を問い続けた時間は、正直もったいなかったと思っています。
その時間を、自分の状態を正直に見ることに使えばよかったと。
あなたが「甘えかな」と思って自分を責めているなら、
一度だけ「そうじゃないかもしれない」という可能性に、目を向けてみてください。
よくある質問
- Qはっきりした理由がなくても、辞めることを考えていいのでしょうか。
- A
「なんとなく合わない」「この先が見えない」という感覚も、れっきとした感情です。
周囲が納得するような理由がなければ辞めることを考えてはいけない、ということはないと思っています。
ただ、辞めるかどうかの答えを急いで出すより、まず今の自分の状態を正直に見ることをおすすめします。
- Q体に症状が出ているのに、「これくらいで甘えかも」と思ってしまいます。
- A
私もまったく同じでした。
動悸が毎朝出ていても「みんなもきつい」と思って放置していました。
体の症状が続いているなら、まず医療機関に相談してみてください。
「甘えかどうか」の判断は、その後でも遅くないと思います。
- Q辞めたいけど、次が決まっていないので怖くて踏み出せません。
- A
次を決めてから辞めないといけない、ということはありません。
健康保険の傷病手当金など、休職中に使える制度もあります。
まず選択肢を知ることで、「ここしかない」という感覚が少し変わることもあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。→傷病手当金はいくらもらえる?
- Q「石の上にも三年」という言葉がいつも頭から離れません。
- A
その言葉、私も何度も自分に言い聞かせていました。
でも、新卒入社後3年以内に辞める人は大卒で約35%います。
「3年続けること」が目標になってしまうと、今の自分の状態を見ることが後回しになりやすいかもしれません。
まず体と心の状態を正直に見ることのほうが、先決だと思っています。
まとめ
「仕事辞めたいのは甘えかな」と自分を責めながら、毎朝動悸が出るまで気づけなかった私が、今思うことをまとめます。
- 「甘えかどうか」を考え続けること自体が、自分を追い詰めているかもしれません
- 「はっきりした理由がない」からこそ、長く積み重なってきた本音のサインかもしれません
- 体に症状が出ているなら、それは弱さではなくSOSです
- 苦しいと感じた時点で、それはもう十分なサインです
答えを急いで出さなくていいです。
まず、今の自分の状態を、少しだけ正直に見てみてください。
同じような経験について、別の記事でも書いています。
「自分もこれかも」と感じたら、あわせて読んでみてください。


参考資料
- 厚生労働省「令和5年雇用動向調査結果の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/23-2/index.html
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