休職と退職、どっちがいい?判断基準を体験談で解説

休職
この記事は約6分で読めます。

※本記事は私自身の体験と、厚生労働省・協会けんぽなど公的機関が公開している情報をもとに作成しています。
制度や法律の解釈は個別の状況によって異なるため、最新情報は各公式サイト・専門家にご確認ください。

休職するか、退職するか。
「休職 退職 どっちがいい」「休職するなら退職しろ」——こういう言葉を、深夜に何度も検索したことがある人は、私だけじゃないと思います。

私もそうでした。
最初は「休職すればなんとかなる」と思っていました。
でも、何も知らないまま選んでしまうと、後から「あのとき、もっと早く動けばよかった」と後悔することになります。

実際、休職してみて、復職が近づくにつれて気づいたことがあります。
環境そのものが変わらない限り、休んでも同じところに戻るだけなんじゃないか、と。

結論から言うと、休職と退職のどちらが正しいということはありません。
ただ、私自身は休職→復職への恐怖→退職という流れを実際に経験したからこそ言えることがあります。
この記事では、私の実体験と、判断するときに見るべきポイントを整理しました。

この記事でわかること

✔ 休職と退職、それぞれのメリット・デメリット
✔ 「休職するなら退職しろ」と言われたときの考え方
✔ 私が休職から復職を怖がり、退職に切り替えた理由
✔ 後悔しないための判断チェックリスト

休職と退職、それぞれのメリット・デメリット

下記の図は、スマホ等の場合、横にスクロールしていただけます。

メリットデメリット
休職 会社籍を残せる/傷病手当金が受け取れる場合がある/復職という選択肢を残せる 給与が止まる/復職への不安が募ることがある/環境が変わらないと根本解決にならないことがある
退職 環境を完全に変えられる/復職の不安と向き合わなくていい 収入がいったんゼロになる/社会保険の切り替え手続きが発生する/空白期間ができる

会社の制度や個人の状況によって変わる部分もあるため、就業規則や主治医の意見も合わせて確認しておくと安心です。

「休職するなら退職しろ」と言われたら

休職を申し出たときに、上司から遠回しに「辞めたほうがいいんじゃない?」と言われるケースもあるようです。

私自身は直接そう言われたわけではありませんが、「休職するくらいなら辞めた方が楽なんじゃないか」と、自分の中で何度も考えました。

ただ知っておいてほしいのは、就業規則で休職制度が定められている場合、休職は労働者の権利だということです。

「休職するなら辞めろ」と過度に迫られるのは、退職強要にあたる可能性があります。

納得できない場合は、無理にその場で判断せず、労働基準監督署や外部の相談窓口に相談してみてください。

私が休職から復職を怖がり、退職に切り替えた理由

私は抑うつの診断を受けて休職しました。
最初は「休んで体調を整えれば、また働けるはずだ」と思っていました。

実際、休職している間は傷病手当金を受け取りながら、生活リズムを整えることに専念していました。

でも、復職の時期が近づくにつれて、気持ちが少しずつ変わっていきました。

復職が怖かった理由は、職場が嫌だったからというより、「同じ環境に戻ったら、また同じところで崩れるんじゃないか」という不安が、どうしても消えなかったからです。

仕事内容そのものより、常に緊張している状態が続くこと。

次に何が起きるか分からない状態にずっと身を置き続けることが、自分には合っていなかったのだと思います。


休職している間、復職の話が出るたびに、何度も「このまま戻れば、また同じことの繰り返しになる」という感覚がありました。

その感覚と向き合った結果、復職ではなく退職を選びました。

正直、決めた瞬間にスッキリしたわけではありません。
「やっと終われる」という安心と、「このまま無職になるのか」という恐怖が、同時に来ました。

それでも、無理を続けるより、退職を選んだことを今は後悔していません。

→ 復職への不安について詳しく書いた記事はこちら

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後悔しないための判断チェックリスト

下記の図は、スマホ等の場合、横にスクロールしていただけます。

確認したいこと休職が向いているケース退職が向いているケース
不調の原因 一時的な業務量・人間関係(異動などで解消見込みあり) 仕事内容・環境の根本的なミスマッチ
復職への気持ち 「また働きたい」と思える 戻ることを想像すると強い拒否感がある
経済面 傷病手当金(給与の約3分の2が目安)でしばらく対応できる見込みがある 退職後の生活費・保険切り替えの目処が立っている
相談先 産業医・主治医に相談済み 主治医・転職エージェントなどに相談済み

このチェックリストはあくまで目安です。
実際の判断は、主治医や信頼できる第三者に相談しながら決めることをおすすめします。

→ 傷病手当金の支給額について詳しくはこちら

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よくある質問

Q
休職してから退職に切り替えることはできますか?
A

はい、できます。
休職した状態のまま退職することも可能です。
手続きの流れは会社によって異なるため、人事担当者に確認しておくと安心です。

Q
休職するなら退職しろと言われたら、本当に辞めないといけませんか?
A

いいえ、辞める必要はありません。
休職制度がある会社であれば、休職は労働者の権利です。
過度に退職を迫られる場合は、労働基準監督署など外部窓口への相談も検討してください。

Q
復職が怖いのは甘えですか?知恵袋などで「甘え」という意見も見かけます
A

甘えではありません。
匿名の意見は個人の経験に基づくもので、一般論ではないことが多いです。
同じ環境に戻ることへの不安は自然な感覚なので、一人で抱え込まず主治医や転職エージェントに相談しながら考えてみてください。

Q
休職を選んで、後悔することはありますか?
A

あり得ます。
私自身、休職している間「もっと早く決断していれば」と感じた時期がありました。
ただ、休職したからこそ傷病手当金などの制度を使いながら回復に専念できた面もあります。
どちらを選んでも、得るものと失うものがあると感じています。

まとめ

  • 休職と退職、どちらが正しいということはありません
  • 休職は会社籍を残しながら回復に専念できる選択肢、退職は環境を完全に変えられる選択肢です
  • 「休職するなら退職しろ」と言われても、辞める義務はありません
  • 復職への不安が消えない場合は、退職も一つの選択肢として検討してよいと思います

迷っているときほど、一人で決めなくて大丈夫です。
主治医や信頼できる人に相談しながら、自分のペースで決めていただけたらと思います。


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【参考資料】
・全国健康保険協会(協会けんぽ)「傷病手当金 支給を受けられる条件・期間など」
 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat330/sb3160/sbb3165/1960-130/
・厚生労働省「労働基準法に関するQ&A(退職強要・退職勧奨関連)」
 https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kantoku/

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