復職が怖かった話|近づくほど苦しくなった理由

休職
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※本記事は筆者の個人的な体験をもとに書いています。
医療的なアドバイスや診断の代わりになるものではありません。
心身の不調が続く場合は、心療内科・メンタルクリニックへの受診をご検討ください。

 

この記事でわかること
・休職直後と復職前で気持ちがどう変わっていったか


・「外出できるのに働けない」という自己矛盾に苦しんだ話


・復職が怖い気持ちは甘えじゃないと思えた理由

「復職が怖い」と感じたことはありますか。

休んで、少しずつ楽になってきた。なのに、復職日が近づくにつれてどんどん怖くなっていく。

私はそういう経験をしました。

回復しているはずなのに、なぜか気持ちは逆方向に動いていた。
「あの朝の状態にまたなるかもしれない」という恐怖が、日が経つにつれてじわじわと大きくなっていきました。

この記事は、そのときのことを正直に書いた体験談です。

休職した直後は、正直ホッとしていた

休職を始めた朝のことを、今でも覚えています。

目が覚めて、会社に行かなくていい。
電話が鳴らない。
クレーム対応をしなくていい。
出勤前に感じていた動悸が、ない。

罪悪感より先に、解放感の方が大きかった。
「やっと休める」と思いました。

その気持ちに正直でいられたのは、最初だけでしたが。

「1ヶ月休めば戻れる」と思っていた

休職を始めた頃、復職することを前提に休んでいました。

薬を飲んで、ちゃんと寝て、1〜2ヶ月したら戻れる。
それほど深く考えていませんでした。

でも、思ったよりも回復しませんでした。

「まだ戻れない」と感じながら診断書の延長を繰り返して、気づいたら数ヶ月が経っていました。

復職日が近づくほど、怖くなっていった

診断書の期限が近づくたびに、こんな声が頭に浮かんでいました。
「あと何日で復帰だ」「戻れる気がしない」「また電話を取るの?」「またあの環境に戻るの?」

少しずつ体調が落ち着いてきているはずなのに、気持ちは逆の方向へ動いていた。
休職のはじめよりも、復職が近い時期の方がずっとしんどかった。

会社からの連絡が、それだけで怖かった

上司から連絡が来るたびに、心臓がバクバクしていました。

通知が届いただけで緊張する。
電話が鳴ると、出る前から胸が締まる。
メールを開くのが嫌で、しばらく放置してしまうこともありました。

会社の人が嫌いなわけじゃない。
むしろ、嫌いになれたらどれだけ楽だったか、とも思いました。

嫌いじゃないのに怖い。
好きだったはずの仕事が、怖い。
「会社」という存在そのものが、怖くなっていました。

外出できるのに働けない——その矛盾に自分で自分を追い詰めた

これがいちばんしんどかった時期の話です。

コンビニには行けました。
散歩もできました。

でも、仕事に戻ることはできない気がしていた。

その矛盾が、自分で自分を追い詰めました。

「外に出られるなら、もう大丈夫なんじゃない?」
「コンビニ行けるなら、働けるでしょ」

誰かに言われたわけじゃなくて、自分の中の声でした。

SNSを開くたびに、同年代の昇進報告や転職報告が流れてくる。
見るたびに「私は何やってるんだろう」と思いました。

でも今思うのは「外出できること」と「仕事ができること」はまったく別の話だということです。
コンビニに行けても、1日8時間・毎日・人間関係の中で働くことは、ぜんぜん違う。当時の私はそこがわかっていなかった。

「大丈夫そうに見せなきゃ」と思っていた

復職面談が近づくにつれて、こんなことばかり考えていました。

何を言おう。心配をかけたくない。大丈夫そうに見せなきゃ。

本当は不安でいっぱいなのに、周りを安心させることを先に考えていた。

今思うと、それ自体がすでに無理をしていたんだと思います。
休んでいたはずなのに、まだ人に気を遣っていた。

一番怖かったのは「またあの朝になること」だった

復職を考えたとき、頭に浮かんできたのは仕事の内容じゃありませんでした。

最初に思い出したのは、
出勤前の動悸。
靴を履きながら、何秒か玄関で立ち止まったこと。
電車に乗りたくなかった朝のこと。
胃が気持ち悪くて、朝ごはんが食べられなかったこと。

仕事への不安というより、あの朝の感覚がまたやってくることへの恐怖でした。

頭で「戻ろう」と思っても、身体が「まだダメだ」と言っていた。
身体は、記憶を忘れていなかった。

周りは「そろそろ大丈夫?」と言う、でも自分だけが「まだ無理かも」と感じていた

医者は復職を検討できる状態だと言う。
会社は待っている。
家族も心配している。

そんな状況の中で、自分だけが「まだ無理かもしれない」と感じていました。

その感覚を誰かに言えなかった。
「もう少し待ってほしい」と言える気がしなかった。

孤独というより、自分の感覚への自信がなくなっていた、という感じでした。

気づいたこと:復職が怖いのは、甘えじゃない

復職が怖いのは、甘えじゃないと今は思っています。

心や身体が「まだ準備できていない」と教えてくれているサインかもしれない。

怖いから弱いわけじゃない。
それだけ限界まで頑張ってきたから、身体も心も慎重になっているんだと思います。

コンビニに行けても、散歩できても、仕事に戻ることへの怖さはそれとは別のところにある。
その怖さを「甘え」と片付けてしまうのは、少し違うと思っています。

まとめ

復職が怖いのは、ちゃんと自分を守ろうとしている証拠かもしれません。

休職して少し回復したのに、復職日が近づくほど怖くなっていく。
そういう気持ちを抱えている方に、この記事が少しでも届いたらと思います。

私の場合は、約6ヶ月の休職を経て職場に戻ることができました。
戻ってから感じたこと、また別の記事で書けたらと思います。


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