休職中の副業はNG?アフィリエイト・クラウドワーク・届いたDMを実際に調べた体験談

休職
この記事は約8分で読めます。

※この記事は私自身の体験をもとに書いています。
傷病手当金の制度は加入する健康保険組合や個人の状況によって判断が異なります。
詳細は必ず加入先の健康保険組合または社労士にご確認ください。

 

休職して、最初にやってきた不安は「お金」のことでした。

傷病手当金が振り込まれるまでのタイムラグ。
思ったより少ない金額。
じわじわと減っていく貯金残高。

「このままじゃまずい。何か収入を作らないといけない」

体は動かないのに、頭の中だけが焦り続けていました。
そこで調べ始めたのが、副業でした。

後から知ったことですが、傷病手当金を受給中に副業をすると、支給が止まったり返還を求められたりするリスクがあります。
もし制度を知らないまま動いていたら、唯一の収入源を失っていたかもしれません。

この記事では、休職中に副業を調べて、最終的にやめるまでの実体験をそのまま書いています。
同じように迷っている方の参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること

  • 傷病手当金が止まるリスク(制度の話)
  • 調べた副業の種類(クラウドワーク・アフィリエイト・SNS)
  • DMの実態
  • 止めた理由と今思うこと

副業を調べ始めたのは、お金への焦りから

休職してすぐ、給料が止まりました。
傷病手当金は申請してから振り込みまで時間がかかると、後から知りました。

毎日やっていたのは、出ていくお金の計算でした。
家賃、食費、国保、年金。
「傷病手当金だけで本当に足りるのか」という不安が、頭から離れませんでした。

「体は動かないけど、在宅でできることなら何かあるはず」

そう思って調べ始めた副業でしたが、最初から想像と違うことばかりでした。

クラウドワークスを試したら、判断できないことが多かった

最初に開いたのはクラウドワークスでした。
ライティング・データ入力・アンケートなど種類は多く、「在宅でできる」「スキマ時間でOK」という文言が並んでいました。
最初は「これならできるかもしれない」と思いました。

でも実際に案件を見ていくと、気になることが少しずつ出てきました。

初心者向けのライティング案件に複数応募してみたところ、「まずGoogle Meetで説明会があります」と返ってくることがありました。
業務内容よりも面談そのものを重視しているように私には感じられる案件、報酬や作業量の説明が曖昧な案件も何件かありました。

「月収○十万円可能」と書いてあるのに、具体的な業務内容が見えない。
「これは本当に仕事なのか、それとも別の案内につながるのか」と、私には判断がつかないことがありました。

また、クラウドワークスのメッセージ機能ではなく、外部のSNSやLINEへの誘導を求めてくるメッセージを受け取ることもありました。
プラットフォームの外に誘導されることへの抵抗を感じ、そういった案件は応募を見送りました。

そして制度を調べていくうちに気づきました。
クラウドワークスでのライティング収入も、「労務の提供」として傷病手当金に影響するリスクがあるということです。
「自宅でのPC作業なら大丈夫」という思い込みが、間違っていたと気づきました。

アフィリエイトは「書く」こと自体にリスクがあった

次に調べたのがアフィリエイトです。
ブログを書いて広告収益を得る仕組みで、「不労所得に近い」「寝ている間に稼げる」という情報が多く、最初は気になりました。

でも調べていくと、記事を書く行為そのものが「労働」とみなされる可能性があるとわかりました。
株や投資信託のように「資産が動いて増える」仕組みと違い、ブログは自分が書かなければ収益になりません。
その「書く」という行為が労務の提供と判断されるリスクがあります。

健康保険組合によって解釈が異なるグレーゾーンではありますが、傷病手当金が止まるリスクを取ってまで進む気にはなれませんでした。

SNSで副業を調べたら、判断の難しい情報とDMが多かった

一番疲れたのが、SNSでの情報収集でした。

副業アカウントを見ていると、こういった発信が繰り返し流れてきました。

「月収100万円達成しました」


「スマホ1台で自由な働き方」


「未経験から3ヶ月で独立」


「時間とお金の自由を手に入れる方法を教えます」

見ているうちに「本当に稼げるのだろうか」「スクール代を回収できるのだろうか」という疑問が膨らんでいきました。
成功した方の話ばかりが紹介されていて、うまくいかなかった方の話がほとんど見えませんでした。
実績の画像が本物かどうかも、私には判断できませんでした。

そして副業に関心を持ち始めたころから、SNSにDMが届くようになりました。

届いたDMの傾向と、そのときの気持ち

実際にSNSに届いたDMを、パターン別にまとめてみます。
個人・会社が特定されないよう内容はぼかしていますが、実際に受け取ったものをもとにしています。

パターン①:収益化サポート系

SNSの収益化をサポートしているという方から、

投稿を見てモニター募集にぴったりだと思いDMしました。
興味があれば返信してください。

という内容のDMが届きました。

「モニター」という言葉を見て、後から有料サービスの案内があるのではと不安になりました。
また、SNSで副業について調べていると、高額な講座やコンサルティングに関する体験談を見かけることもあり、私は慎重になりました。

パターン②:相談・コーチング系

自分も最初は苦労したので相談に乗れます。
まず電話しませんか。
売り込みじゃないです。

という内容のDMが届きました。

私には相手の意図が分からず、少し警戒してしまいました。
断ったらしつこく連絡が来るのではという不安もあり、返信しませんでした。

パターン③:企業・営業系

社名・担当者名・事業内容を名乗るアカウントから、

アカウントを拝見して親和性があると思いDMしました。
一度お打合せは可能でしょうか。

という内容のDMが届きました。

何のための打合せなのか、仕事の話なのか営業なのか、私には判断がつきませんでした。
調べてみたものの、私には仕事内容や目的が十分理解できず、返信は見送りました。

※本記事は筆者個人の体験と感想をまとめたものです。
特定の企業・団体・個人を批判する意図はありません。
また、紹介する事例について違法性や問題があると断定するものではありません。

3つのDMに共通していたこと

  • 最初から詳細が書かれていない(「興味があれば教えます」という構成)
  • こちらに何か返させようとする(返信・電話・LINE追加など)
  • 「売り込みじゃない」「無料です」という言葉が先に来る

一度返信すると次のステップへ誘導される流れが多いと聞いていたため、判断がつかないものは返信しないようにしました。

傷病手当金と副業の関係【制度の正確な話】

情報収集を続けながら、制度そのものを調べ直しました。
そこで改めて理解したのが、傷病手当金を受給中の副業は、原則NGだということでした。

傷病手当金は「病気やケガで働けない方」への所得補償制度です。
「働けない」から支給されているのに、副業で収入を得ると「働けるのでは」と判断されるリスクがあります。

下記の図は、スマホ等の場合、横にスクロールしていただけます。

副業の種類 傷病手当金への影響
アルバイト・パート 原則NG。その日の手当が不支給になる可能性がある
クラウドワーク(ライティング等) 労務提供とみなされる可能性がある
アフィリエイト・ブログ(記事執筆) 「書く」行為が労働と判断される可能性がある
投資・株・FX・不動産収入 原則として影響なし(労働の提供ではないため)
すでに公開済みのコンテンツからの収益 健保組合に要確認 ※自己判断は避けてください

※上記は一般的な解釈です。加入先の健康保険組合や状況によって判断が異なります。必ず事前に確認してください。自己判断は危険です。

副業が発覚するしくみ(一般的に言われていること)

住民税の金額が変わると会社の担当者が気づくことがあります。
マイナンバーによる所得情報の照合が進んでいることもあり、「少額だから」「在宅だから」「手渡しだから」という理由で安全とは言い切れない状況になっています。

もし発覚した場合のリスク

  • 傷病手当金の支給停止
  • 過去に受け取った分の返還請求
  • 状況によってはさらに重い処分になる可能性もある

迷ったときは、必ず事前に健保組合にご確認ください。

副業を止めた理由と、今思うこと

制度のリスクを改めて理解して、「やっぱりやめよう」と思えました。

万が一、傷病手当金の支給が止まるようなことになったら、当時の私には立て直す余裕がありませんでした。
「少しでも稼ごう」と動いたことで、唯一の収入源を失うリスクは取れませんでした。

副業を調べながら感じていたのは、副業を始める前に、見極める力が必要だということでした。
何が本当の仕事で、何がそうでないのか、最初はまったく判断がつきませんでした。
情報収集だけで疲れる日もありました。

今思うのは、休職中は「収入を増やす」より「支出を減らす・制度をフル活用する」ほうが、ずっと現実的で安全だったということです。
副業を完全に否定したいわけではありません。
でも、焦りの中で判断すると、見えないものが増えてしまいます。
まず制度を正確に知ってから、次の手を考えていただけたらと思います。

もし将来的に副業を始めるなら、ポートフォリオを作る、ライティング実績をコツコツ積むなど、正攻法で動くのが一番だと今は思っています。

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よくある質問

Q
少額のクラウドワーク収入でも傷病手当金に影響しますか?
A

金額の大小ではなく「労務を提供したかどうか」が判断基準とされています。
心配な場合は必ず健保組合に事前確認してください。

Q
休職中でも投資・株はできますか?
A

株・投資信託・FXなどは原則として傷病手当金への影響なしとされています。
ただし、加入している健保組合によって解釈が異なる場合があります。
事前にご確認ください。

Q
副業のDMが来たら返信してもいいですか?
A

判断がつかない場合は、返信しないのが無難だと私は感じました。
返信すると次の案内が来ることが多いと聞いていたため、私は迷ったときは見送るようにしていました。

Q
退職後に副業を始めるのはOKですか?
A

退職後も傷病手当金を受給している期間中は、労働を伴う副業には引き続き注意が必要とされています。
詳細は加入先の健保組合にご確認ください。

まとめ

  • 傷病手当金を受給中の副業は、原則NG
  • クラウドワーク・アフィリエイト・ブログ執筆はどれも「労務の提供」とみなされる可能性がある
  • 副業を調べると、目的や内容が判断しにくいDMや案件に出会うことがある
  • 判断がつかないものは、返信や応募を見送るのが無難
  • 「少額だから」「在宅だから」は安全の根拠にならない
  • 迷ったときは健康保険組合か社労士に確認する
  • 休職中は収入を増やすより、制度を正確に使いきることが最優先

焦りの中で動くと、判断を誤ることがあります。
まず制度を正確に知ってから、次の手を考えていただけたら嬉しいです。


参考資料

傷病手当金|給付と手続き|協会けんぽ
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