本記事は筆者の個人的な体験をもとに書いています。
医療的なアドバイスや診断ではありません。
体の症状が続く場合は、心療内科・メンタルクリニックへの受診をご検討ください。
「仕事が嫌いなわけじゃない。なのに、前日の夜から心臓がドキドキしている」
そんな状態になったことがあるなら、この記事は少し参考になるかもしれない。
布団に入っても眠れない。
仕事のことを考えた瞬間に体が熱くなる。
朝起きると、もう頭が痛い。
私がまさにそうだった。
それでも当時は、「ちょっと疲れてるだけ」「みんなもこんなものだろう」と思い込んでいた。
結果、休職することになるまで、体が出し続けていた限界サインをずっと見逃していた。
この記事では、私がどんな経緯で動悸が出るようになったのか、何が「限界サイン」だったのかを正直に書く。
今まさに動悸が出ていて、でも「これくらいで休んでいいのかな」と迷っている方に読んでほしい。

この記事でわかること
- 出勤前に動悸が出るようになった私の実際の経緯
- 仕事が嫌いでもないのに症状が出る理由
- 見逃しやすい「体の限界サイン」チェックリスト
- 動悸が出たとき、私がとった行動とその後
最初は「頑張りたかった」——未経験から正社員になった私が変わるまで
フリーターから、初めて正社員になった。
「やっと社会人になれた」「これで普通の生活ができる」——そんな前向きな気持ちが、最初はあった。
でも同時に、頭の中に「ちゃんとしなきゃ」が猛スピードで増えていった。
「正社員なんだから休んじゃダメ」
「当日欠勤なんてできない」
「早く仕事を覚えないと迷惑をかける」
誰かに言われたわけじゃない。全部、自分の中から出てくる声だった。
「慣れれば大丈夫」と思っていたのに、緊張は緩まなかった。
数ヶ月経っても、体の緊張が取れなかった。
むしろ、責任が少しずつ増えていくにつれて、ずっと気を張っている感覚がどんどん強くなっていった。
仕事の「しんどさ」と、自分の苦手がぴったり重なっていた
仕事の内容はお客様対応。毎日、多くの方と言葉で向き合う仕事だった。
最初は「人と話すのは得意なほうだし、大丈夫」と思っていた。
でも実際には、自分の苦手と仕事の特性がぴったり重なっていた。
- 相手が何を言ってくるかわからない(予測できないことへの不安が強い)
- その場で即座に判断しないといけない
- ミスが許されない雰囲気がある
そこに「後輩に教える立場」が加わった。
教えること自体は好きだった。でも「ちゃんとしなきゃ」が倍になった感じがした。
「頼られたい」という気持ちと、「自分のプレッシャーがしんどい」という気持ちが、ずっと同時に頭の中にあった。
「仕事に行こうとすると体が動かない」感覚が出始めた
あるころから、朝が明らかに変わった。
「行きたくない」というより、「行かなきゃ、でも体が重い」という感覚。
眠れてはいるのに、朝起きると疲れている。
頭痛で目が覚める日が増えた。
「今日は痛い日だな」と、起きた瞬間にわかるくらい。
痛み止めを飲む回数が増えた。
胃の調子が悪くて、胃薬も手放せなくなっていた。
それでもまだ「仕事の疲れが出ているだけ」と思っていた。
布団に入ると動悸が出るようになった
ある時期から、布団に入った瞬間に動悸が出るようになった。
特徴的だったのは、「会社に着いてから」じゃなくて、「仕事のことを考えた瞬間」から始まることだった。
「明日、仕事か……」と思った瞬間に、心臓がドキドキする。
体が熱くなる感じがする。
眠ろうとするほど、頭の中が仕事モードになる。
体は家にいるのに、すでに職場にいるような状態だった。
見逃していた「限界サイン」チェックリスト
こんな症状、当てはまりますか?
【睡眠・朝のサイン】
【体のサイン】
【行動のサイン】
3つ以上当てはまるなら、体はすでに「限界サイン」を出しているかもしれない。
「甘えじゃないの?」と思いながら、クリニックへ行った
症状が続くある日、「一度だけ行ってみよう」と思ってメンタルクリニックを予約した。
何日も迷っていた。
「こんなことで行っていいのかな」
「本当に病気じゃないんじゃないか」
「仕事が嫌なだけなんじゃないか」
でも実際に行って、症状を話したら、診断書が出た。
そのまま休職が始まった。
あのとき「甘えかどうか」より先に「一度行ってみる」を選んだことが、今思うと正しかったと思っている。
休職してわかったこと
休職した直後は、反動のように眠り続けた。
目覚ましなしで寝ると、ものすごく長い時間眠ってしまう。
それでも起きた瞬間がいちばんスッキリしていた。
「これだけ眠れるなら、それだけ体が消耗していたんだ」
休職して初めて、自分がどれだけ長い間、緊張状態を続けていたかが体感としてわかった。
今、動悸が出ている方へ
今この記事を読んでいる方の中に、仕事前に動悸が出ているという方がいるかもしれない。
そういう方に、一つだけ伝えたいことがある。
体がサインを出しているなら、そのサインは受け取っていい。
仕事が嫌いじゃなくてもいい。頑張りたい気持ちがあってもいい。
それでも体に症状が出ているなら、気のせいや甘えではなく、体が教えてくれているサインである可能性があります。
「甘えかどうか」を考える前に、まず一度、症状を医療機関で確認することを選択肢に入れてみてください。
よくある質問
- Q仕事前に動悸が出るのは甘えですか?
- A
気持ちの弱さとは別の話です。
動悸は自律神経の反応であり、強いストレスや不安が続くと体に症状として現れることがあります。
症状が続く場合は、心療内科への相談をおすすめします。
- Q布団に入ると動悸がするのも同じですか?
- A
同じメカニズムの可能性があります。
翌日の仕事を「考えた瞬間」に動悸が出るのは、体がすでにストレス状態に入っているサインです。
私も布団の中で眠れない夜が続いていました。
- Q正社員になってから体調が変わったのですが、関係ありますか?
- A
関係している可能性があります。
正社員になることで責任感が一気に増し、「ちゃんとしなきゃ」のプレッシャーが慢性的なストレスになることがあります。
私自身、そのパターンでした。
- Q動悸が出ているけれどまだ仕事を休めません。どうすればいいですか?
- A
まず「医療機関に一度行く」だけを目標にしてみてください。休職するかどうかはその後で決めればいい。「受診すること」と「休職の決断」は別のステップです。
まとめ
私が経験した流れを整理するとこうなる。
- 未経験から正社員になって「ちゃんとしなきゃ」が強くなった
- 責任が少しずつ増えるにつれ、常に緊張状態になった
- 体が先に限界サインを出し始めた(頭痛・胃の不調・動悸)
- 「みんなもこうだろう」と見逃し続けた
- 結果、休職することになった
気持ちは「まだ大丈夫」と思っていた。
でも体はとっくに「もうダメです」と言っていた。
今、仕事前に動悸が出ているなら。
「甘えかどうか」より先に、体の声を受け取ってほしい。
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本記事は筆者の個人的な体験をもとに書いています。
医療的なアドバイスや診断ではありません。
体の症状が続く場合は、心療内科・メンタルクリニックへの受診をご検討ください。

