転職エージェントへの休職の伝え方|病名まで言う必要はありません

転職
この記事は約7分で読めます。

※この記事は、公的機関および各サービスの公式サイトが公開している情報を参考に作成しています。制度やサービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。

「転職エージェントに登録するとき、休職中って正直に言うべきなのかな」

「うつで休職してるって言ったら、求人を紹介してもらえなくなるんじゃないか」

「そもそも、なんて伝えればいいかわからない」

こういう不安、すごくよくわかります。

私自身、抑うつで休職したまま転職活動を始めて、どこまで話せばいいのかが全然わかりませんでした。

ひとつ先に伝えておくと、伝え方を間違えると、紹介される求人の質が変わります
担当者が「普通に働いている人」だと思って動いてしまうと、体調に合わない求人を大量に送られたり、無理なペースで進められたりします。
逆に適切に伝えれば、自分のペースで動けるようにサポートしてもらいやすくなります。

この記事では、「エージェント担当者」「面接」「書類」の3つの場面ごとに、伝え方を具体的に整理します。
「何を言えばいいか」だけじゃなく、「何は言わなくていいか」の線引きも含めてまとめました。

【この記事でわかること】
✔ エージェント担当者にはどこまで伝えるべきか

✔ 病名まで言う必要があるかどうか

✔ 面接での伝え方と使える例文

✔ 書類(履歴書・職務経歴書)への書き方

✔ 「バレる」ことを心配している方へ

まず結論:場面によって「伝え方」は変わります

「正直に伝えましょう」という記事をよく見かけますが、それだけでは少し話が単純すぎます。

伝える相手と場面によって、何をどこまで話すかが変わります

下記の図は、スマホ等の場合、横にスクロールしていただけます。

場面 伝えること 伝えなくていいこと
エージェント担当者 休職中であること・体調の大まかな状況 病名・診断名
面接 聞かれたら正直に答える・現在の回復状況 詳細な経緯・感情的な理由
書類(履歴書等) 空白期間がある事実 休職理由・病名

この3つの場面を分けて考えることが、現実的で自分を守りやすいやり方です。

伝え方①|エージェントの担当者には「休職中」と伝えたほうが得

伝えないまま動くと、こういうズレが起きます。

エージェントに休職中であることを伝えないまま動くと、担当者はあなたが「普通に就業している人」として進めてしまいます。

すると、こんなことが起きてきます。

  • 残業が多い・すぐ出社できることが条件の求人を紹介される
  • 「来週から面接に行けますか?」と体調を無視したペースで進められる
  • 「現職:〇〇」と書いた書類が、実態と食い違ってくる

担当者は悪意ゼロです。
ただ、情報がないと、あなたに合ったサポートができません。

何を伝えればいい?

伝えること:
・現在、休職中であること
・体調の大まかな状況  
例:「無理なく面談に参加できる状態です」  
例:「外出が難しい時期もあります」
・転職活動を始めたい理由・希望の方向性


伝えなくていいこと:
・病名・診断名  →「体調を崩して休職中です」で十分です
・会社や上司への不満の詳細


こちらも、お読みください。

休職中に転職して1週間で辞めた話|体が動かなかった2日目と、3つの失敗
体調が戻りきっていないのに焦って転職活動をした結果、内定をもらった会社を1週間で退職しました。傷病手当金の誤解、焦りへの気づけなさ、一人で戦い続けたこと。同じ失敗をしてほしくないから、正直に書きます。

伝え方②|面接では「聞かれたら正直に答える」が基本

自分から言う義務はありません

面接で休職理由を申告する法的な義務はありません。

「聞かれていないのに自分から話す必要はない。でも聞かれたら正直に答える」
これが現実的で、もっとも安全な線引きです。

聞かれた場合に虚偽の申告をすることは、経歴詐称にあたるリスクがあります。
避けることをおすすめします。

聞かれたときの伝え方のポイント

Step1:事実だけを淡々と話す
感情やネガティブな内容を混ぜすぎず、事実ベースで話します。
「職場が最悪で…」のような伝え方になると、「また同じ環境でも同じことになるのでは」と受け取られることがあります。

Step2:「現在は動ける状態」を伝える
「今は回復していて、問題なく働けます」という現状を伝えることで、採用側の不安を和らげられます。
医師から復帰・転職活動の許可が出ている場合は、その旨を添えると効果的です。

Step3:病名まで言わなくていい
「体調を崩して休職していましたが、現在は回復しています」という伝え方で十分です。
病名(うつ・適応障害など)を伝える義務はありません。

伝え方の例文

「体調を崩し、しばらく休職をしておりました。
現在は回復しており、医師からも転職活動の許可をいただいています。
転職を考えた理由は、自分の体調に合った環境で長く安定して働けるよう、職場環境を
見直したいと思ったためです。」

体調が完全に回復していない状態でも、

「現在、回復に向けて着実に進んでいます」
「無理のないペースで活動しています」

という表現が使えます。

伝え方③|書類(履歴書・職務経歴書)の書き方

空白期間がある場合

休職期間が長くなると、職務経歴書に「ブランク」が生じます。

書き方の選択肢は主に2つあります。

① 在職中として記載する
休職中も雇用関係は継続しているため、在職中の記載は事実として問題ありません。
「退職していないのに在職中と書いていいの?」と不安になる方もいますが、休職は雇用が終了しているわけではないため、在職として記載できます。

② 「療養のため休職」と記載する

記載例:
〇〇年〇月〜〇〇年〇月 療養のため休職(現在回復中)

退職後に転職活動している場合

退職してから転職活動をしている場合、空白期間について面接で聞かれることがあります。
空白期間のある方の面接での答え方については、「空白期間は転職で不利?面接での答え方を体験談で解説」で詳しくまとめています。

空白期間は転職で不利?面接での答え方と「正直に言っていいライン」を体験談で解説
休職や退職後の空白期間、面接でどう答えればいい?病名は言うべき?何もしてない場合は?体験談をもとに「正直に言っていいライン」と理由別例文をわかりやすく解説します。

「バレる」ことが心配な方へ

休職の理由(病名)はバレません

病名・病歴は個人情報です。
健康保険組合などの公的機関もガイドラインに従っており、転職先への漏えいは禁止されています。
自分から言わない限り、病名が転職先に知られることは基本的にありません。

休職期間があったことはバレるルートがある

一方で、「休職していた事実」は以下のルートで気づかれることがあります。

源泉徴収票
給与額が低い期間が記録されており、経理担当者が気づく場合があります。
自身で確定申告をすることで、転職先への提出を避けることができます。

住民税の額
前年の収入が下がると翌年の住民税額が低くなります。
経理担当者が気づくことがあります。

傷病手当金の受給歴
転職後に再度申請した際に、過去の受給歴が確認されることがあります。


ただし、これらはあくまで「休職の事実が知れる」ルートです。
病名まで知られることは基本的にありません。

よくある質問

Q
病名(うつ・適応障害)までエージェントに伝えないといけませんか?
A

「体調を崩して休職中です」という伝え方で十分です。
病名を伝える義務はありません。
担当者には守秘義務があるため、話した内容が現在の勤務先に伝わることはありません。

Q
休職中に転職活動していることが、今の会社にバレることはありますか?
A

エージェントの担当者から現在の勤務先に連絡がいくことはありません。
ただし、面接の日程調整などで有給休暇を使う場合は、職場での行動に注意が必要です。

Q
傷病手当をもらいながら転職活動しても問題ないですか?
A

まとめ

転職エージェントへの休職の伝え方を、場面ごとに整理しました。

  • エージェント担当者には休職中であることを伝える。病名まで言う必要はありません
  • 面接では「聞かれたら正直に答える」が基本。病名の告知義務はありません
  • 書類への記載は「療養のため休職」で十分。病名は書かなくていいです
  • 休職の「理由(病名)」はバレないが、「事実」はバレるルートがあります

一番大事なのは、伝え方を整える前に「今の自分が動ける状態かどうか」を確認することです。
エージェントへの言葉を準備することも大切ですが、体調が整っていない状態で無理に動いても、思うような結果になりにくいです。

まず話を聞いてもらうだけでも大丈夫です。
焦らず、自分のペースで動いてみてください。


【参考資料】
・協会けんぽ「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」
 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat315/sb3090/r139/


現在、仕事や将来についてモヤモヤしていませんか?

現在、仕事や将来についてモヤモヤしている20代女性を対象に、無料のモニターを募集しています。
私自身も休職・転職・副業などで悩んできました。
今回はサービス作りのためのモニター募集ですが、ただお話を聞くだけではありません。
一緒に頭の中を整理し、最後に『今できること』を一緒に考えます。
営業・勧誘・商品の販売は一切ありません。

・転職するか迷っている
・副業を始めたい
・仕事がつらい
・将来が不安

営業や勧誘は一切ありません。

今後より良いサービスを作るためのモニターです。

▼ご協力いただける方はこちら

【無料】働き方・将来のモヤモヤ壁打ちモニター募集
現在、仕事や将来についてモヤモヤしている20代女性を対象に、無料の壁打ちモニターを募集しています。私自身も休職・転職・副業などで悩んできました。今回はサービス作りのためのモニター募集ですが、ただお話を聞くだけではありません。一緒に頭の中を整…

タイトルとURLをコピーしました