※この記事は私自身の体験をもとに書いています。
症状や回復のペースは人によって異なります。体調に関することは必ず主治医にご相談ください。
つらい状態が続く場合は、心療内科・メンタルクリニックへの相談もご検討ください。
「比べたくないのに、また比べてしまった」
休職中、毎日そう思っていました。
Instagramを開くと、仕事終わりに飲み会へ行く同期の投稿が流れてくる。
TikTokでは、同じ20代くらいの人が「副業で月30万円達成しました」と話している。
それに比べて私は、昼まで布団の中にいた。
朝起きるだけで精一杯の日もあった。

この記事でわかること
- TikTok・Instagramを見るたびに落ち込んでいた私の実体験
- 「比べたくないのに比べてしまう」無限ループの正体
- 夕方から夜にかけて不安が強くなっていた理由
- ループから少し抜け出せたきっかけと、具体的にやったこと
休職してすぐ、TikTokとInstagramだけが「外とのつながり」になった
休職してすぐの頃、私の1日は布団とスマホで完結していました。
23時頃に寝ても、目が覚めるのは11時頃。
起きても体が重くて、すぐには動けない日がほとんどでした。
外に出る気力もない。誰かと会う元気もない。
そんな状態で自然とやっていたのが、TikTokやInstagram、YouTubeをぼんやり流し見することでした。
最初は「暇つぶし」のつもりでした。
でも気づいたら、それが一番の消耗源になっていました。
休職中にTikTokを見て焦っていた——「自信を失うために見ている」状態
TikTokには、こういった動画が次々と流れてきました。
- 「副業で月30万円達成しました」
- 「会社員を辞めてフリーランスになりました」
- 「20代で月収50万円突破」
- 「未経験からSNS運用で独立」
動画に出てくるのは、自分と同じくらいの20代の人たちでした。
「今からでも何か始めないと置いていかれる」
「みんなこんなに動いているのに、私は何をしているんだろう」
焦りが出てきて、副業について調べたり、関連動画を見たりしました。
でも体調がついてこない。行動しようとしても体が動かない。
気づいたときには、「副業を始めるためにSNSを見ているはずなのに、自信を失うためにSNSを見ている」という状態になっていました。
休職中にInstagramで落ち込んでいた——「自分だけ取り残されている」感覚
Instagramで特に落ち込んだのは、同世代の投稿でした。
- 仕事終わりの飲み会の写真
- 同期との集合写真
- 昇進や資格取得の報告
- 旅行や休日の充実した投稿
- 「仕事頑張ってきます」という何気ないストーリー
投稿した本人に悪気はまったくありません。普通に生活しているだけだと思います。
でも休職中の私は、「みんな社会の中で頑張っている」「自分だけ取り残されている」と感じてしまっていました。
特につらかったのは、平日の昼間にSNSを開いたときです。
周りは働いている時間なのに、自分は家にいる。
その事実を改めて突きつけられるようで、見るたびに苦しくなりました。
「比べてしまう無限ループ」の正体
当時の私が陥っていたループを整理すると、こういう流れでした。
休職中なのにスマホばかり見ている自分
↓
「何かしなきゃ」という焦り
↓
副業動画・SNSをさらに見る
↓
でも体調的にできない
↓
自己嫌悪
↓
(また最初に戻る)
「焦り→行動しようとする→できない→自己嫌悪→また焦る」
このループは、SNSを見ることで加速していました。
SNSを見なければ焦らずに済んだかというと、そうとも言えません。
でもSNSが焦りに燃料を注いでいたのは確かでした。
夕方から夜にかけて、不安が特に強くなった
ループが一番きつかったのは、夕方から夜にかけての時間でした。
みんなが仕事を終えて家に帰る時間に、自分だけが何もしていない感覚があって。
「復職できるのかな」「このまま退職になるのかな」「この先どうやって働けばいいんだろう」
将来のことを考えては苦しくなり、また気を紛らわせようとスマホを開く。
でも結局また落ち込む。終わりのないループでした。
「比べてしまう自分がだめ」ではなかった——今ならわかること
当時の私は「SNSを見てしまう自分がだめだ」「比べてしまう自分がだめだ」と思っていました。
でも今振り返ると、そうじゃなかったと思っています。
SNSに投稿されるのは、基本的に「うまくいっている瞬間」です。
しんどい日や、何もできなかった日はあまり投稿されません。
だから見ていると「みんな頑張っている」「みんな前に進んでいる」という印象になる。
休職中は、ただでさえ自己肯定感が下がっています。
そこに「頑張っている人の投稿」「成功した人の動画」が流れてくると、比べなくていい場面でも比べてしまいやすくなっていたと思います。
「比べてしまった」のは、私の意志が弱かったからじゃなかった。
心が疲れていたから、自分を守る余裕がなかっただけでした。
ループから少し抜け出せたきっかけと、具体的にやったこと
ループから少し抜け出せたのは、SNSをやめたからではありませんでした。
「あ、今自分は比べようとしているな」と、気づけるようになったからでした。
そう気づけるようになってから、実際にやったことは、この2つです。
「見ない方がいい時間帯」を自分の中で決めた
夕方から夜にかけては特に落ち込みやすいとわかっていたので、その時間帯に副業系・キラキラ系の動画が流れてきたら「今は見ない方がいい」と自分に声をかけるようにしました。
TikTokの副業動画が流れてきたとき、「これは今見ない方がいい」と感じる瞬間が出てきたら、そこでアプリを閉じる。
完全にやめたわけではありません。
でも「落ち込みそうだな」と気づいたときだけ距離を置き、見る時間帯そのものを緩く区切る、というのが私には合っていました。
「できたこと」に目を向けるようにした
もう一つ変わったのは、SNSの中の誰かではなく、自分の「できたこと」に目を向けるようになったことです。
「今日はコンビニに行けた」
「傷病手当金のことを少し調べられた」
社会的な成果じゃなくていい。
それだけで十分だと思えるようになりました。
今振り返って思うこと
休職中の自分に必要だったのは、「SNSで頑張っている人を見て焦ること」ではなく、「まず自分が休むことを許すこと」だったと思います。
SNSを見て落ち込んでいた頃の私は、休んでいること自体への罪悪感がとても強かったです。
「こんなに何もしないで大丈夫なのかな」「昼まで寝ていていいのかな」
その罪悪感があったから、SNSの投稿が「自分はだめだ」という証拠のように見えてしまっていました。
今なら言えます。
休職中に昼まで寝ていたのは、それだけ消耗していたからです。
SNSで落ち込んでいたのも、それだけ限界だったからです。
だめだったわけじゃない。ただ、限界だっただけです。
SNSを見て落ち込んでいた頃の私は、休んでいること自体への罪悪感がとても強かったです。
よくある質問
- Q休職中にInstagramを見て落ち込みます。やめた方がいいですか?
- A
やめる必要は必ずしもないと思います。私自身もやめていませんでした。
「見ると落ち込む」と感じたときだけ閉じる、というのが私には合っていました。
無理にやめようとするより「落ち込みそうだな」と気づいたら距離を置く、という感覚の方が続けやすかったです。
- Q休職中に他の人と比べてしまうのは、意志が弱いからですか?
- A
そうではないと私は思っています。
心が疲れているとき、人は自然と比較しやすくなります。
「比べてしまった」と気づいているだけで十分だと、今は感じています。
- Q休職中にTikTokの副業動画を見て焦ってしまいます。どうしたらいいですか?
- A
私も同じでした。
体調が安定していない時期に副業系・フリーランス系の動画を見ると、焦りだけが増えて消耗することがありました。
「今日は見ない方がよさそうだ」と感じたときは、そのままアプリを閉じていました。
- QSNSを見る時間そのものを減らすには、どうすればいいですか?
- A
私の場合は「夕方から夜は見ない方がいい時間帯」と決めていたのが一番効きました。
完全に見ないルールより、「この時間だけは避ける」くらいのゆるさの方が続けやすかったです。
まとめ
- 休職中のSNSは「うまくいっている人の投稿・動画」が目に入りやすく、比べてしまいやすい
- 「焦る→行動しようとする→できない→自己嫌悪→また焦る」という無限ループになりやすい
- 「比べてしまう自分がだめ」なのではなく、心が疲れていたから比べやすかっただけ
- SNSを完全にやめなくても、「見ない方がいい時間帯を決める」ことで少し楽になれました
- 休職中の自分に本当に必要だったのは、まず休むことを自分に許すことでした
休職中の生活全体については、1日の流れとともにこちらにまとめています。
「何もできない」と感じている方にも読んでもらえたら嬉しいです。


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