心療内科に行くのが怖かった話|予約画面を何度も閉じた私が受診を決めた理由

休職
この記事は約5分で読めます。

※本記事は筆者の実体験をもとに書いています。
症状や受診のタイミングは個人差があります。
判断に迷う場合は、かかりつけ医や医療機関にご相談ください。

 

この記事でわかること

  • 受診をためらっていた頃の感情のリアル(7つのためらいを正直に)
  • 「仕事に行けているから大丈夫」という思い込みが崩れた瞬間
  • 実際に受診してみてどうだったか

「心療内科、行こうかな」

そう思い始めたのに、なかなか動けませんでした。

予約画面まで開いて、閉じる。
また翌日も開いて、閉じる。

「もう少し頑張ってみよう」

その言葉で自分を動かして、また一日が過ぎていく。

その繰り返しが、しばらく続いていました。

この記事では、受診をためらっていた頃の感情を、できるだけ正直に書いてみようと思います。
「病院に行こうか迷っている」という方に、何か参考になれば。

「これくらいで行っていいのか」がずっと頭にありました

朝になると動悸がしていました。
仕事の日だけ、吐き気がしていました。
涙も、なんとなく出ていました。

でも、当時の私の頭にあったのは「みんな仕事はつらいよね」という言葉でした。

社会人なんだから耐えなきゃ。
私が甘えているだけかな。
もっと大変な人だって頑張っているのに。

心療内科は「もっとしんどい人が行く場所」だと思っていて、自分が行ったら本当に困っている人の迷惑になるのではとさえ思っていました。

「これくらいで行っていいのか」

その問いが、ずっと頭を離れませんでした。

一番怖かったのは、病気そのものではありませんでした

受診をためらっていた理由はいくつかありましたが、一番大きかったのは症状そのものへの怖さではなかったと、今なら思えます。

一番怖かったのは、「うつ病です」と言われること。

診断された瞬間、もう普通じゃなくなる気がしていました。
元には戻れない気がしていました。

だから、病院に行かなければ——まだ「ただ疲れているだけ」で済む気がしていたんです。

診断名がつくことへの怖さが、受診へのブレーキになっていました。

「弱い人と思われるかな」と、誰にも言っていないのに怖かった

精神科・心療内科という言葉に、当時の私はかなり抵抗がありました。

「弱い人と思われるかな」
「会社に知られたらどうしよう」
「親に心配かけるかな」

誰にも何も言われていないのに、自分の中だけで勝手にハードルを高くしていました。

病院に行くことが「負け」な気がしていました。社会人になったばかりで、まだ20代で、もう限界なんて認めたくなかったんです。

予約画面まで行って、閉じていました

口コミも見た。
場所も調べた。
営業時間も確認した。

でも、予約ボタンを前にして……閉じた。

「もう少し頑張ってみよう」と、また自分に言い聞かせていた。

病院を調べるところまでは、何度もやっていました。
でも、いざ予約画面を開くと手が止まる。

今思えば、予約を閉じていた本当の理由は「まだ頑張れる気がする」ではなかった。
ただ怖かっただけだったんだと思います。

「一人で抱え込む時間が長くなる」——それが一番しんどかった

「もう少し様子を見よう」

そう思い続けていた時間が、振り返ると一番しんどかったです。

症状があること自体より、それを誰にも言えずに、自分だけで「これは大丈夫か?大丈夫じゃないか?」を繰り返している時間が、じわじわと消耗していきました。

受診をためらえばためらうほど、その時間は伸びていきます。
当時の私はそのことに気づいていませんでした。

「仕事に行けているから大丈夫」という思い込みが崩れた日

会社には行けていました。
笑うこともできていました。

「本当に病気なら会社なんて行けないはず」

そう思い込んでいたんです。

でも実際の私はというと、

家に帰ると何もできない。
休日は寝るだけ。
ご飯も作れない。
お風呂に入れない日もある。

それでも「仕事に行けているから大丈夫」と思っていました。

職場での自分と、家での自分は、全然違っていた。その事実から、ずっと目を逸らしていたんです。

「あ、私は大丈夫じゃないかもしれない」と初めて思えたのは、そのことに気づいた日でした。

本当は「もう頑張れない」と、どこかで知っていた

心のどこかでは、気づいていました。

もう頑張れない、と。

でも自分では、休む決断ができませんでした。誰かに「もう十分だよ」と言ってほしかった。
病院に行くことも、休職することも、自分一人では許可が出せなかった。

そういう状態だったんだと思います。

実際に受診してみて気づいたこと

病院に行くと、先生は責めることなく、静かに話を聞いてくれました。

「それはつらかったですね」

その一言が、ただ、すごく楽でした。

ずっと「甘えかな」と思っていたことを、「つらかった」と言葉にしてもらえた。
それだけで、少し息ができた気がしました。

受診してわかったのは——本当に苦しかったのは症状そのものではなく、受診する前に一人で抱え込んでいた時間だったということです。

もっと早く来ればよかった。正直、そう思いました。

よくある質問

Q
「これくらいで心療内科に行っていいの?」と迷っています
A

「これくらいで行っていいのか」と迷っている時点で、それはすでに受診を考える理由になっていると私は思います。
受診のハードルの高さを感じていること自体、心が疲れているサインかもしれません。

Q
仕事には行けているけど、心療内科に行ってもいいですか?
A

はい、行けます。「仕事に行けているから大丈夫」は思い込みの可能性があります。
職場では笑えていても、家では何もできないという状態が続いているなら、受診の目安になります。

Q
心療内科に行ったことは会社にバレますか?
A

通常、医療機関から会社に情報が伝わることはありません。
ただし、健康保険の明細を家族が確認できる状況にある場合は注意が必要です。
詳しくはかかりつけ医や医療機関に確認してみてください。

まとめ

受診をためらっていた理由は「大げさかも」「診断が怖い」「弱いと思われるかも」など、いくつも重なっていました。

でも振り返ると、一番しんどかったのは症状のある期間ではなく、一人で「これは大丈夫か」を繰り返していた時間でした。

「もう少し様子を見よう」は、ときに一人で抱え込む時間を長くするだけになります。

「これくらいで行っていいのかな」と思っているなら、まず医療機関に相談してみることを選択肢に入れてみてください。
受診するかどうかは、相談してから決めてもいいと思います。


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